容姿・経歴・その他メモ

生まれ
神官の家庭に生まれた。母親も生きている。取り上げた産婆はぼくを殺そうとしたらしいが、父が……そして何より母がそれを止めた。神官であるこの家に生まれたのは、傷を癒せるからだと。生まれたことにこそ意味があるのだと。
成長していくうちに、やたらめったら「幸せ」だの「全体の幸福」だのと言い続けられた。
許嫁も与えられ、結婚までしたが、相手に申し訳がなさ過ぎて殆ど会わなかった。女であり続けることがあまりにも難しかったし、相手もあまりにも"善人"だったからだ。ナイトメアである自分を差別しないのは、家族とその人だけだった。
やがて現状に甘んじ続けることに苦しみを感じ、出奔した。幸せは時に毒となる。

知識だけは自身を裏切らなかった。その中でも特に死霊術に関するものは大きく興味をひいた。脳幹がうずくような心地よさを感じた。そして、家族と自身との違いもハッキリと自覚してしまった。その技を、術を習得していく中で、世界がどんどんと広がっていくのを感じた。

風の噂で、家族が死んだと知った。蛮族の襲撃に遭ったらしい。よくある話だ。不幸なのは、唯一の生き残りであるぼくが、ナイトメアであることだろう。忌み嫌われる自分を家族として愛してくれたことを思い出した。ナイトメアである自分を愛してくれた人たちがいたことも思い出した。もう取り戻せない。せめて仇ぐらいはとってやろうと決めた。
そうして、自分を縛る全てを断ち切る自由を手に入れるための旅がはじまった。

旅の最中、様々なことがあった。醸造家のところに住み込んだこともあったし、鍛冶の真似事をしたこともあった。幸い文字が書けたので、筆写の仕事ももらえた。
キャンプも何度も繰り返した。キャラバンに同行することもあった。タビットを食ったこともあるが、二度と食いたいものじゃない。
月を眺めるのは好きだった。いつも見上げればそこにあったから。どこの国にいても、何年前でも、月は変わらずそこにいる。太陽は僕には明るすぎた。
太陽がなければ輝けない、そんな月だからちょうどよかったのだ。

履歴

胴体【トランスフォーム】
"変形するぜー。ぶるるーん、ぶるるるーん。
主動作で車に変形できる。移動力が3倍になるが、移動・突進・回避以外のすべての行動が出来なくなる。
突進する場合、元の移動力を命中値とし、当たると元の移動力点の物理ダメージを与えるが、自分にも元の移動力分の確定ダメージを受ける。
乗ろうと思えば2人、元の体格が大きければ3人まで乗れる。車から元の人形にも主動作で戻れる。変形しない時は元の姿のまま。
通常時の見た目に変化はない。"

セッション履歴

収支履歴