容姿・経歴・その他メモ

「私？……カティ。……剣、得意」

「使命って何？私は何の為に生きる？……何も分からないけど、私は今、これをしなきゃいけない気がする」

「苦いのは……嫌い。辛すぎるのも、嫌い。酸っぱいのも嫌い……。野菜も……殆ど好きじゃない……あ、でも芋は好き」

「――斬る」

放浪をしている剣士。自分の名前がなかった為、手元にあった剣に銘打たれていた「カティ」という名前を使っている。
軟禁されていた為に、15になるまで外の事を何も知らなかったらしい。
元いた場所が崩壊し自由の身になった後、生きる意味を探す為に放浪していた所、調査隊として雇われる事になった。
驚くほどの子供舌かつかなりの大食い。ハンバーグやカレー（甘口～中辛）、揚げ物が特に好きで、いわゆるデカ盛り系を好んで食べる。

履歴

　少女はとある屋敷の一室にて幽閉されていた。どこの国で誰が主なのか。そんな事は一切分からない。唯一知っていた事は、「成人したときに、主に喰われる」という事だけだった。

　彼女は、知識も経験も得られる機会がなかった。世話役は喋らないし、他人と挨拶を交わす機会すらない。
食事を取り、軽く庭を散歩し、日が落ちれば眠る。その行動には何の感情も伴わず、ただ喰われるのを待ちながら日々を過ごすだけだった。


少女は声の出し方すら忘れた頃、変化は唐突に訪れた。
目を覚ました時、周りにはただ一振りの剣を残し、何もかもがなくなっていたのだ。
少女は、生きる術を何も知らない。主も消え失せ、生きる意味すら失った少女は、とにかく歩く事にした。


どれくらい歩いただろう。ふと、少女は違和感に気付く。腰に、何か重みを感じたのだ。視線を下ろすと、そこには目を覚ました時に唯一あった、一振りの剣。自分では身につけた覚えすらない。ただなんとなく、この剣は持って欲しい、と言っているように感じた。試しに柄に触れてみれば、少女の記憶ではない、別の人物の記憶がなだれ込んできた。その剣、あるいは持ち主の名、剣の振るい方、生きるための少々の知識、そして、何かを打ち倒さねばならないという決意――。


その記憶をもとに、少女はまず、街を目指す事にした。彼女は剣一振りしか持っていなかったため、道中で獣を喰らい、毛皮を身に纏った。
街に着く頃には血まみれになっており、街の人々を怯えさせたという。


名前を聞かれた時、自分には名前がないことを思い出した。それだと、人の中で過ごすには困るので、剣から名をとって「カティ」と名乗った。
斯くして少女――カティは一人の剣士として、まずは生きる為、《極光旅団》の門を叩く事にした。

セッション履歴

収支履歴