容姿・経歴・その他メモ

本名：ピタヤ・ヒロケレウス

年齢：25
性別：女

身長：約140cm(花含む)
体重：約30kg
髪色：赤
瞳色：赤
肌色：白（一部緑）

穢れ：１

C-4-6　高レベルの魔法をかけられたことがある（リザレクションによる蘇生経験）
A-6-6　役に立たない知識を持っている（妖精たちからの入れ知恵）
B-2-5　魔物に襲われた事がある（故郷の森でメリアミスルトゥに）※ルルブⅡ405P

エリアル：bouken

SwordWorld2.5 :冒険に出た理由表(15[15]) → 3-3　親に言われて

『お母様と公王様の期待に応えるため、ピタヤは全力で頑張ります。具体的には妖精さんを精一杯応援します』
『この手足も、昔よりは普通に動くようになったので問題ありません。でも器用さや敏捷さには自信がありません』
『大丈夫です、妖精さんも慰めてくれています。――やーいゴジッテーン、って』


【本人設定】

●セッション開始時点
　幻獣と妖精が人族と共存する“深い森の国"マナスに産まれ、平穏に暮らしていた長命種メリアの少女。
　森の妖精と契約して代々妖精使いを輩出している彼女の一族は、寿命を迎えると竜の鱗に似た果実を付けるためか
「火竜果の巫女」といつからか呼ばれ、公国内のメリア達の代表格のような扱いとされていた。

　5歳の時、後の「世界樹伐採＆オロチ股裂き事件（仮称）」で異常繁殖したメリアミスルトゥに捕らわれ衰弱死した過去があり、
それ以来感情の起伏は乏しくなった事に加えて長いリハビリ生活、故郷の妖精や同族としか交流がなかったためか感性も独特。
　手足は指先から関節手前まで緑色に変色しており、当時はヒビが入って割れたり上手く動かなかったりしたが長期リハビリの結果、現在は日常生活を送れるまで回復している（穢れの影響というよりは手足から寄生され栄養を吸われたのが大きな要因）。
　そのため、出来る事と出来ない事の割り切りが良く、自分が出来ない事は出来る人に全力で投げるという信念を持っている。

　妖精から事態の詳細を知り、公王の元へ乗り込んだ彼女の母親による直談判で蘇生は受けられたが、その際に言い放った口上――『もし娘の蘇生を受け入れないなら、もう許可を得ずにこっちで奴らの生息域をサラマンダーの寝床として焼べるからな』――が原因なのか、20年後の今になって「幻獣を殺して回っている犯人なのではないか」という噂が立っていると母から聞かされた。
　大切な家族の濡れ衣を晴らすため、大好きな友人を護るため、自分の出来る範囲で頑張ろうと静かに決意している。

　なお現在のマナス公王様の所に通された際に上記の誤解はあっさりと解けたので少しほっとしている。


●エピローグ前後
　長いようで短い冒険を終え、自分も英雄譚の一人として数えられる立場となったピタヤ・ヒロケレウス。
　人と幻獣、蛮族と魔神の関係。掛け替えのない仲間や妖精たちとの旅路。また会いたい恩師。二度と会いたくない元凶。
　それらを振り返って彼女が最も強く印象深かったのは、フェイやリムセと共に死生観について話し合っていた時。
　――「戻る肉体が無ければ輪廻する。どうしたって、寿命には抗えないさ」というレガート先生の言葉だった。
　それは《動植物の魂と触れ合い、やがて輪廻の流れに身を委ねる》という森羅導師の教えに近い物があると気付いたから。
　幼少期からリハビリを続け、妖精たちとの関係を修復するのに必死で、無意識に避け続けたドルイドの修行。
　「火竜果の巫女／祭司」として、一から学び直し、自然と魔法の共存について考える。それが新しい目標となった。

　そしてドルイドの基本が身に付いた直後、母から正式に今代の巫女として任命された。
　エピローグ時点まで引き継ぎと勉強の日々が始まった。覚悟してたとはいえ急すぎる。
　ピタヤは激怒した。速攻で引退した母と辞退済みの姉たちに対して、3日は口を聞いてやらないと固く心に誓ったのだった。


【関係者】

●ピタージャ・ヒロケレウス
　現在85歳、3児の母にして「火竜果の巫女」の一人。彼女自身も元冒険者で高レベルの妖精使い。
　20年前の『森に火を放つぞ（意訳）』発言から幻獣殺しの容疑者の一人に挙げられている。

　……が、正確には20年前に乗り込んだ当時のマナス公王は既に失脚しており、さらに容疑者として彼女自身が立候補している。
　具体的に言えば『そういえば以前こんな事を言ったから対外的には私も容疑者候補では？潔白証明のために娘にも手伝わせて？』と誰一人として疑いを掛けてなかったのに自分から自白（？）のような事を言って身内（フェアテ8レベル）を推薦してきた。

　その理由は対外的には身の潔白を証明しつつ、不可抗力とはいえ娘が命を落とす切欠になった蒼炎の勇者たちを探るため。
　何も知らない末娘を現マナス公王に紹介したのは以下の3つが主な目的である。
　①【妖精使いとして次のレベルに上がるための試練】
　②【勇者とその子孫たちの人となりを娘越しに聞く】　
　③【うちの娘が外で伴侶と出会えれば後継も解決（継がずに嫁ぐのも遊びを覚えても全然有り）】

●ドラコ・ヒロケレウス
　ピタージャの夫。約70歳のメリア。お見合い結婚ではあったが双方一目惚れから即座にゴールインした。
　現在は「火竜果の祭司」の一人を務める高レベルの森羅導師であり、自他ともに認めるおしどり夫婦。
　ピタヤの死亡事件から少々過保護気味だったが、無事に成長した娘たちの姿に胸を撫で下ろしている。

●ピリヤ・ヒロケレウス／ピラージャ・ヒロケレウス
　ピタヤの姉でそれぞれ55歳と40歳。
　上の姉ピリヤは妖精使いではなくコンジャラーを極めるため巫女の座を捨てた変わり種。ピタヤを蘇生させたのも彼女。
　中の姉ピラージャも妖精使いではあるが才能自体は並で既にピタヤに追い抜かれている。ピタヤのレンジャー技能の師匠。

■＜雪華の花飾り＞　装飾品/部位：任意
概要：一日に一度、1Rの間敵の生命・精神抵抗力を「-1」する。補助動作で使用できる。

　雪の結晶のような見た目をした美しい花です(花飾りなど、形状・名称は自由です）。この花は極楽鳥の炎の影響を強く受けており、決して枯れることはありません。
　補助動作で同じ戦場にいる「対象：1体全(1体○)」を選択し、発動します。対象は10秒(1R)の間、生命・精神抵抗力判定に「-1」のペナルティ修正を受けます。
　この効果は1日に1度しか使えません。





【ヒロケレウス一族、および火竜果の巫女／祭司の裏設定】
魔動機文明時代（約数百年前～数千年前）、ゴールデン・ヒロケレウスを始祖とする長命種メリアの一族。
（※蒼炎軸＝4代目竜皇ヘレナとその双子セリアが活躍してた頃～5代目竜皇の在位時期に始祖ゴールデンが誕生）
当時はまだ数多くいる長命種メリアの一つにすぎず、蒼炎／永焔の関係者との繋がりもなかったが、
曾祖父母辺りの代で大破局が発生。数多の同族が族滅する中で、ヒロケレウスの一族は奇跡的に血を残す事が出来た。
皮肉にも冒険者の力になろうと森を出た者たちが滅び、森を護ることを選んだ祭司や妖精使いが生き延びた形となっている。

やがてマナスの国に置いて彼らヒロケレウスの一族は、竜の卵に似た実から「火竜果の巫女／祭司」と呼ばれるようになるが、
かつての経験（＋オロチの要求が開始したため）から万が一の事態に備えて一定周期で跡継ぎを準備する風習が産まれており、
ピタージャが30歳で年下の夫とお見合い結婚、そこから15年周期で3人の娘を産んでいるのはこの風習が由来である。

なおメリアミスルトゥに襲われ死亡、後に蘇生したピタヤがリハビリを必要とする状態であったためにサイクルは途切れ、
同時期にオロチがナナマタにされた結果として『まあ古い風習だし良いか』とピタージャはあっさり投げ捨てている。
とはいえ夫との仲は冷めておらず、ピタヤが正式な後継者になった後は存分にイチャついている模様。許せない。
※後に末弟のドラク・ヒロケレウス君が誕生します。

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