容姿・経歴・その他メモ

身長

106

体重

32

髪

白

瞳

金

肌

経歴

裏切られた事がある
父親が旅をしている（いた）
卵を温めた事がある

理由

目指すべき場所がある

海P

+2

「この年にもなって、夢を追いかけるってのはおかしいかい？」
「こいつぁ退屈しなさそうだぜ、声の聞こえもしねぇ神って奴に感謝だな」
「健康に気ぃ使ってくれんのは悪ぃが、煙草だけはやめられねぇんだ」
「他の何を逃しても構わねぇ。あいつだけは俺のもんだ、誰にも渡さねぇ」

アルヴィオン帝国において、操舵能力を持つ魔術師の冒険者としてフリーランスの活動をしていたタビットのおっちゃん。
翼を広げた鳥の意匠を持つ煙管がトレードマークで、その意匠と同じ姿をした鳥の目撃情報を集めている姿がそこそこ知られている。

既に没した年の離れた父親が自称・伝説の海賊のクルーであり、穢海帰りの変異した体と、楽園から持ち帰ったという金の卵がその証拠であると常々語り聞かされていた
周りの人達はそんな彼の父を嘘吐きと嘲笑ったが、幼かった頃の彼は父の言葉を信じていた。

父親の形見として金の卵を受け取った幼い彼は、父の言葉を証明する為にその卵を孵す為に温め続けてまだ見た事のない楽園の生き物を孵そうとした。
斯くして卵は孵り今まで見た事もない美しい鳥が産まれるも、その瞬間にその鳥は目にも止まらぬ速度で飛び立ち、彼以外の誰の目にも止まる事なく穢海の方向へと飛び立ってしまう。

父の名誉を守るという彼の卵への希望は裏切られた。
嘘吐きの子の謗りの中で暮らした彼は、残された卵の殻の金を用いてかつて自分の目に映った美しい鳥を再現し、それを追いに楽園を目指す事を誓う。


父から受け継いだ夢、誇り、財、その全ては自らの手から逃げたあの鳥にある。ならばあの鳥は俺のモノだ。
アルカディアであろうと手を伸ばせるだけの舵の鍛錬、魔の叡智は重ねた。さぁ、逃げやがった俺の人生を取り戻しに行こう。

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