容姿・経歴・その他メモ

【HO1:常世ノ国レイナルアの戦士】
魔動機文明時代のルーンフォークは紆余曲折があったが、彼女の生きた時代にはほぼ人と同等の人権が認められていた。しかしルーンフォークは人為的に生み出されるものであり、何らかの目的を持って造られる存在である。
彼女はその中で「魔術」を継承するために生み出された１人であり、その中でも群を抜いた適性と「魔術」への興味、そして使命への従順さを持つ人物であった。
かくして彼女は生まれて間もない頃から魔術について修め、25を過ぎた頃には学部長として学問を率いる立場になっていた。
学問の輩であるため直接戦線に立つことはなかったが、人１人で防衛兵器に等しい力を発揮するため王都の防衛戦力に数えられると同時に立場上有事の際には学部魔術師たちをまとめ上げる役割も与えられていた。

ちなみに王女とはその成人前に少しだけ会ったことがある。
特別多くの言葉を交わしたわけではないが、王女の芯の強さに惚れ込んでいた。役職の都合戦地に同行することはなかったが、その惚れ込みぶりは周知の事実とされる程である。
Heltzを元に考えてリフレーン+フルフルの“フル”を入れたら語感の問題でフが抜けた。今日からお前の名前はルルだ

自らが尽くした故郷が滅びたことには隠しきれない喪失感を覚えている。
一方で長命種でもなかなか見ることのできない未来を歩むことができることは「得難い経験」と前向きに向き合っているようだ。
前向きで居られるのは王女と共に歩める喜びがあってのこと。今を共に生きる喜びを何よりも噛み締められる、引退を考える身には過ぎた喜びなのである。
ただ彼女の寿命は十余年。その年月は決して短いものではないが十分なものとはいえない。カナリアも同じ身なれど、あと5年でも早ければと自らの宿命を呪いたくなる思いであった。
もしかすれば、もしその希望があるとするならばレガリアなのではないかと希望を持ちながらも、王女の在り方のみならずこの国の在り方に歪みを与えているレガリアとは今後どう受け向き合うべきかは課題だと感じている。

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