容姿・経歴・その他メモ

身長

190cm

体重

86kg

髪

褐色

瞳

朱

毛並

ゴワゴワ

　二つ名の佩芳(ベイファン)は「誇りを持つ者」、名の吴然(ウゥラン)は「勢力を付けて生きる者」という意味。
　魔動機文明時代、モロに迫害を被っていたヒヒのリカント。「天に生き地を統べる者よ、我が心を知れ」とスローガンを掲げて《人界の蛮王》を自称し、時の為政者たち（彼らの本質を無視して、ただ上に立つ者たちを無差別に）に立ち向かい、民衆に反乱を扇動した大罪人。

　―――だったが、帝王にあっさりと敗北し拿捕される。
　処刑は免れ得ないと自他ともに確信していたが、帝王は「彼の本質は悪に非ず」と即座に見抜き、「いずれ心清らかに正しく我道を歩めるように」と願いを込めて、（手に負えない乱暴者であるウゥランを、強力なギアスによって縛り付けるという強硬手段を取らざるを得なかったが）部下として取り立てることにした。そうして彼は帝王の娘の一兵となり、彼女の側にて氷の中で眠ることになる。
　また、天帝のことだけはその懐の深さ、器の大きさに触れたことが切っ掛けで、「上に立つ者」でありながら一定の敬意を持ち、認めてはいる模様。

　得物は足枷。「音よりも疾く駆けるせいで、静止命令さえも置き去りにして前線に突撃していく」という理由から取り付けられた鉄球を、「万歩譲って魔器にしろ」と訴えて用意させたもの。獣変貌の怪力を以て容易く抱えあげて振り回すため、静止命令こそ間に合うようにはなったが、逆にいえばそれくらいしか効果がなかったという。

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