”疾風爆葬”ダンデ(翼を失いながらも、風に生きたいガルーダライダー)
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感(暗視),機械
- 反応
- 中立
- 穢れ
- 4
- 言語
- 交易共通語、魔動機文明語、汎用蛮族語、翼人語
- 生息地
- 崖
- 知名度/弱点値
- 14/20
- 弱点
- 衝撃属性ダメージ+3
- 先制値
- 18
- 移動速度
- 50
- 生命抵抗力
- 15 (22)
- 精神抵抗力
- 15 (22)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 嘴(頭部) | 15 (22) | 2d6+15 | 14 (21) | 10 | 300 | ― |
| 武器(胴体) | 18 (25) | 2d6+20 | 13 (20) | 15 | 350 | ― |
| 魔動ビークル(右) | 15 (22) | 2d6+15 | 13 (20) | 13 | 1000 | ― |
| 魔動ビークル(左/ペデロ) | 14 (21) | 2d6+15 | 14 (21) | 10 | 250 | ― |
- 部位数
- 4()
- コア部位
特殊能力
●全身
[常][補]操縦状態
ダンデは副操縦席にいるアラクルーデルのペデロと操縦をかわることができます。
その場合、風のレガリアによる効果や攻撃障害などの効果が失われます。
[常]風無効
●嘴(頭部)
[常]複数宣言=2回
[常]連続攻撃Ⅱ
2回目まで。ペデロに操縦を変わってもらわない限り近接攻撃はできない。
[補][準]練技
【キャッツアイ】【マッスルベア】【ビートルスキン】【ガゼルフッド】【デーモンフィンガー】【ケンタウロスレッグ】
[主]魔動機術10レベル/魔力14(21)
[常][宣]魔法適性《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数》《マルチアクション》
●武器(胴体)
[宣]全力攻撃Ⅱ
+12
[宣]痛恨撃
2dの出目が10以上なら+12ダメージ
[常]攻撃障害=不可/不可
頭部に対して、ペデロが操縦を変わっていると、この効果は失われる。
●巨大魔動ビークル(右)
[主]グレネードランチャー疾風改/精神抵抗力判定/半減
射程30m、「半径6m/20」「威力50+18@10」風かつ炎属性魔法ダメージ
抵抗に失敗したキャラクターは転倒します。
ダンデのMP15点消費、対象は制御できます。
この効果は、連続した手番では使用できません。
[主]トルネードスピンアタック/回避力/消滅
走行中にスピン回転をし、隣接する敵対するキャラクターを一掃します。
「形状:突破 30m」、対象を2体選んで使用します。(逃さずの眼鏡とおなじ)
この能力は例外的に、乱戦エリアの状態を無視して使用できます。
一度使用した後、前方に敵対する陣営のキャラクターが存在する場合、この能力は使用できません。
[常][補]乱気流/15(22)/生命抵抗力/半減
トルネードスピンアタックを使用した場合、自動で発動します。
突破の対象となったキャラクターを2体を中心に「半径6m/20」の範囲に乱気流を発生させ、「2d+15」点の風属性の魔法ダメージを与えると同時に転倒させます。(重複する位置に存在するキャラクターは最初のほうのみダメージをうけます。)
この能力は自らを中心のみに行うことも可能です。連続した手番には使用できません。
●巨大魔動ビークル(左/ペデロ)
[常]搭載=ペデロ
ML86Pのアラクルーデルプレデター+1のかけら入り(HP調整版)が搭載されています。
「[常]荒れ狂う」の能力のみ改変されています。
無差別攻撃をダンデと魔動ビーグルを対象外にし、ダンデのコア部位のHPが半分以下となったときにも発動します。
解説
ダンデはかつてはガルーダ最速の戦士として空に君臨していたが、〈雷のレガリア〉の所有者であり"雷帝"と自称するケンタウロスの女王イグローズに敗れ、翼を失い地に堕ちた。
命をとられることはなかったが、翼を失ったことは彼にとっては死ぬことより屈辱であり
他のガルーダの元部下は彼から離れていき、アラクルーデルの下っ端蛮族しか彼のもとに残らなかった。
「大地でも風を感じることができるわ。あなたの風は翼がなければ手に入らないものなの?」
イグローズはそうしてダンデを焚き付け、翼のない者の生き方をダンデに教えた。
まずは走ることから始め、空にいた頃のように空を気ままに飛べないことが悔しく惨めだったが、彼が好きだった風の感触に近づいていくことは心地よかった。
そしてダンデが人族の遺跡をアラクルーデルたちと漁ってたとき、タイヤが外れ朽ちかけた魔動ビーグルと出会う。
翼を失った失った自身と、魔動ビーグルを重ねてしまう。
魔動機術を学び、修理方法を学んだ。脚先が器用な弟分のアラクルーデルでも手伝ってもらい、魔動ビーグルの修理が完了した。そんな魔動ビーグルにジェリーヌと名付け溺愛した。
プライドの高いダンデは物言わぬ魔動ビーグルが好きだった。愛を注げば注ぐほど応えてくれたが、自身の体躯のせいで乗れないことだけが悔やまれた。
イグローズは、心の折れなかったダンデに敬意を表し、夜風の街の統治を条件に自身が既に手に入れていた〈風のレガリア〉を授けた。
彼はイグローズの下につくことを承知し、それを受け入れたが、決してレガリアで自身の翼を治そうとはしなかった。
「俺の翼はお前だ。ジェリーヌ、共に風になろう」
魔動ビーグルは、〈風のレガリア〉により巨大化しダンデの翼となった。
■ペデロ(アラクルーデルの弟分)
ペデロはアラクルーデルの中でも翼が小さく飛ぶのが遅く、ガルーダはもちろん、同種のアラクルーデルにも馬鹿にされていた。
ガルーダの最速の戦士ダンデ戦場を共にしたとき、彼の速さに憧れを抱いた。
隊の中で特別遅いペデロは通常の蛮族社会であれば切り捨てるべき弱さをもっていたが、ダンデは切り捨てることをしなかった。
ペデロは飛ぶのが遅くとも、アラクルーデル特有の脚先が誰よりも器用だった。細かい雑用仕事をこなしてきたため人族以上の精密さでガルーダたちの武具を整えてくれることをしっていた。
それでも空を飛ぶが遅い彼には空に居場所はなかった。それが惜しいと感じたダンデはペデロにつきっきりで飛行訓練をした。
ダンデが戦いに敗れ翼を失って、多くのガルーダやアラクルーデルが彼の下を離れていったが、ペデロだけはダンデについていった。
彼は魔動ビーグルの副操縦席に乗り、弟分としてダンデを支えている。