容姿・経歴・その他メモ

森の中で狩りをし、多くを自然から学び続ける一族に嫁いだハイマンの女性。
元々流されやすい性格をしていたからか、すぐになじむことができたが、いかんせん彼女は森の中で静かな知を得るにはいささか好奇心が旺盛過ぎた。
獣を獲りに行けば罠はなんだ、その弓はなんだと聞いて回る。
農作業をすれば土の組成を調べたいだの、肥料はどこから作っているのかなど聞いて回る。
大切な祈祷も彼女にかかれば一つの祭りごととして記載されてしまう。
もし彼女が少しでも彼らを侮辱する意思や、ばかにするようなことがあればすぐにでも一族を放逐されていただろうが、いかんせんどんな場合でも彼女は一所懸命に様々なことを吸収した。
しかし、ドルイドの体系はどうなっているのかと質問責めにする彼女についに一族の長が疲れはててしまった。
知を求めるのであればそこへいくがいい。ただし、ドルイドとしての、外での学問も学べ、と半ば追い出されるようにして学校へやってきた。
彼女はよく学び、よく祈り、よく耕し、よく食べる。祈りは他者の為に行うこともあるが、多くの場合は自然への感謝のためだ。彼女の作る作物はよく育ち、味も良いと評判だ。教えを請われると彼女は惜しみなく知識を与える。
知識は流れるものであり、知恵は溢れるものであると、一族の長がよく口にしていたからだ。
彼女は言う。
学び続けることは、生きることだと。時間をかけてこそ学ぶものも多いが、のんびりと学ぶにはあまりにも寿命が短すぎるのだ、と。
そんな彼女は男子二人、女子二人の4児の母でもある。

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